東京都では、東日本大震災の教訓を踏まえ、平成24年11月、①フェーズ区分の細分化、②行政区域に応じた体制整備(災害医療コーディネーターの配置を含む)、③医療機関・医療救護所の役割分担、④情報連絡体制、⑤医療支援・受援体制、⑥搬送体制、⑦医薬品・医療資機材の確保等を盛り込んだ、新たな東京都地域防災計画を発表しました。
新たな計画では都内すべての病院の役割が明確化され、「災害拠点病院」、「災害拠点連携病院」、「災害医療支援病院」のいずれかに分類され、急性期だけではなく、慢性期の病院でもそれぞれの機能・役割に応じて傷病者の受け入れを分担することとなりました。
こうした状況を受け、急性期医療委員会では、病院職員を対象とした災害トリアージ研修会を開催することといたしました。研修会では、東京都の新たな災害医療体制について解説を加え、さらにこれまでトリアージについて学習したことのない方もご参加いただけるように、災害トリアージの概念や実際の行動についても解説します。特に一次トリアージに的を絞り、例題を通じてスタート式トリアージの技術の習得を目指します。さらにトリアージタッグの記載方法についても簡単に学びます。
なお、模擬患者を用いた実習については、今回は予定しておりません。
医師・看護師に限らず、より多くの病院職員の方々にご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
日時 | 平成25年9月4日(水)PM2:00~4:00 |
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会場 | 東医健保会館(JR信濃町駅 徒歩5分) |
テーマ |
「災害時の医療トリアージについて」 |
講師 | 大桃丈知先生( 白鬚橋病院 院長・急性期医療委員会委員 ) |
対象 | 病院職員(事務職員を含む |
参加費 |
会 員 3,000円(当日会場で申し受けます) |
定 員 | 先着100名(定員を超えた場合のみご連絡いたします) |
その他 | ご参加の方には、3つのテーマに関して自院で困っていること、困った事例・事案について事前にお伺いし、グループワークで検討します。 |
連絡先 | 東京都病院協会事務局(TEL 03-5217-0896) |
参加者数 | 109名 |