当協会・診療情報管理勉強会では、診療情報管理士の能力向上を目的として、研修会を開催して参りました。第22回目となる今回の全体会では、診療情報管理士の業務内容を質的に拡大・向上させるために、病院事務職として何が必要か、どのようにあるべきかを考える機会としたいと思います。
講師には、福井県済生会病院事務副部長兼経営企画課課長の齋藤哲哉氏をお迎えしてお話を伺います。福井県済生会病院は、『患者さんの立場で考える医療』を実践するために、医療機関としては全国でもいち早くBSCによる業績評価や業務の可視化手法を現場に導入し、医療サービスの質や職員のモチベーション向上に役立てています。また、ISO9001の認証取得後に両者のメリットをつなぎ合わせて済生会マネジメントシステム(SMC)を構築する等の改善への取り組みと、クリニカルパスの実施率の高さなどが評価され、2012年には日本経営品質賞を受賞しています。
診療情報管理士が、病院事務の一員として活躍するために、管理業務、データ管理に留まることなく、経営全般を把握して経営に積極的に関与していくことは、病院機能評価でも求められております。そのために必要なことは何か、どのように進めればよいのか、などについて示唆に富むお話を頂けると思います。
診療情報管理士だけではなく、多くの事務系職員に役立つ内容となりますので、病院の業務改善について考える機会にしていただければ幸いです。
開催日 | テーマ | 講師 | |
---|---|---|---|
第1回 | H26年10月8日(水) | 消化器内視鏡 消化器がん |
河北総合病院 副院長・内科部長 五十嵐裕章先生 |
参加者数54名 | |||
第2回 | H26年 12月10日(水) | 循環器心臓カテーテル 心筋梗塞・不整脈 |
第三北品川病院 院長 田村裕男先生 |
参加者数74名 | |||
第3回 | H27年 2月18日(水) | 脳血管内治療 脳動脈瘤・脳梗塞 |
豊島病院 脳神経外科部長 清田 満先生 |
参加者数44名 |
※ 来年度以降も継続して実施する予定です。
時間 | 各回ともPM6:00~8:00(講義90分、質疑応答30分) |
---|---|
会場 | 東医健保会館 3階会議室(JR総武線・信濃町駅 徒歩5分) |
内容 | ポピュラーな診断・治療手技を説明するとともに、それに関連する疾病のお話をします。今まで名前は聞いたことがあるが、内容がよくわからないと思っておられる事務・コメディカルの方を対象に、どのようなことをしているのか、どんな病気を対象にしているのか、わかりやすく説明いたします。 |
対象 | 職種限定はありません。どなたでもご参加いただけます。 |
参加費 | 会 員 3,000円 非会員 6,000円 ※参加費は1回あたりの金額です。当日、会場で申し受けます。 ※各回とも、参加者の方には軽食をご用意いたします。 |
定 員 | 先着60名 (定員を超えた際はご連絡いたします)。 |
連絡先 | 東京都病院協会事務局(TEL 03-5217-0896) |