熊本地震では各種インフラが破壊されたことにより、地震による直接的な被害の他に二次的・副次的な被害が生じております。特に病院の業務では必要な水の量が多いこともあり、深刻な影響が出ております。ノロウイルスの蔓延防止には手洗いが効果的ですが、手を洗う水の確保も難しい状況のようです。水の分配をどうするかは通常時にこそ方針を決めておくべきであり、非常事態への対策を立案し、確実に実行できる体制作りは病院の事業継続に必要不可欠です。
また、過去の災害時に多くの避難所で課題となったように、ゴミ問題への対応や、公衆衛生の観点から見たペット対策、指揮命令系統をどうするか等、課題山積です。
今回の研修会では、災害医療の第一人者として本年4月に内閣官房参与に任命された佐々木勝先生を講師にお迎えし、災害時にどのようなことが起きるのか、いわば「災害のすがた」を概観しつつ、災害時に発生しうる問題を考え、どのような視点で対処法を策定すべきか、BCP(事業継続計画)策定に必要な視点はどのようなものかについて検討いたします。
具体的で実践的な内容の講習会となりますので、多くの方々のご参加をお願いします。
日時 | 平成28年7月7日(木) 午後2時00分~午後4時00分 |
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会場 | 東医健保会館(JR信濃町駅徒歩5分) |
講師 | 佐々木 勝先生(内閣官房参与、東京都保健医療公社副理事長、 前東京都立広尾病院院長) |
参加費 | 会員 4,000円(当日会場にて申し受けします。) 非会員 8,000円( 〃 ) |
定員 | 先着200名(定員を超えた場合のみ事務局からご連絡いたします) |
連絡先 | 東京都病院協会事務局(TEL 03-5217-0896) |
参加者数 | 55名 |