会報特集記事
東京都病院協会会報紙 300号 発行!
会報・第300号発行に寄せて 一般社団法人東京都病院協会 会長 猪口 正孝
1997年の東京都病院協会発足当初から、ともに歴史を刻んできた
『東京都病院協会会報』も、第300号を数えることとなりました。
これも、今まで都病協を支えていただきました関係各位の皆様、毎月
本会報に目を通してくださっている会員病院の方々、そして、歴代の広報
委員会の頑張りによるものと思い、厚く御礼申し上げます。
さて、都病協会報に関しては、都内病院団体規模にもかかわらず、非常に
密度の濃い読み応えのある内容と充実した情報を、会員病院の皆様に毎号
お届けできているのではないかと、私自身読むたびに感じています。
都病協役員の先生方をはじめ、さまざまな有識者による都内の医療提供
体制や病院経営に関する情報発信はもちろんですが、時に、東京都の福祉
保健局長や医療政策部長といった、都の医療政策に深くかかわる行政担当者
へのインタビューなど、他では聞くことのできない話も盛り込まれています。
これは、都病協会報ならではの特色と言えるでしょう。
こうした充実した内容を発信できるのも、都病協が都行政をはじめ各所と
綿々と構築してきた関係性の賜物であると感じます。今後もより一層会員病
院の皆様に役立つ情報発信を期待する次第です。
さて、早いもので設立から25年が経ち、現在の総会員数は362病院
(2022年4月15日現在)と、都病協としての活動もますます活発になって
きております。たとえば、協会内の16の委員会・部会での検討や報告も、
委員会ごとに精力的に取り組んでいただいており、こうした委員会活動の動向や
旬のトピックスについても、本会報も含めて、もっと会員病院の皆様に知ってい
ただく機会が増えれば嬉しいと、私自身は考えております。
第300号を迎え、これからも会員病院に寄り添う会報として号を重ねていく
ことを願うなかでは、毎号誌面づくりにご協力いただいている、関係各位の存在が
あってこそだと思い、改めて深く感謝申し上げますとともに、今後も『東京都病院
協会会報』を何卒よろしくお願い申し上げます。
東京医療の実情を伝え続けた25年 渉外・広報・会員組織委員会委員長 竹川 勝治
東京都病院協会設立から間もない1997年4月30日、『東京都病院協会会報』
が 創刊されました。2022年4月をもって300号を迎えることができました。
会報は25年の歳月とともに東京都病院協会の存在と活動を伝え、東京都における
医療体制の重要性を訴えてきました。コロナ禍においても、地域の病院は改めて
生活に不可欠な社会インフラとして注目を集めましたが、会報では猪口正孝会長に
毎号、東京都のコロナ医療の現状をお話しいただきました。
今後、超高齢社会の急速な進行を見据え、複合的に医療・介護を考えなくてはなり
ません。そこで今回は、記念対談「東京都の医療のこれから」をテーマとし、急性期、
回復期・慢性期そして感染症と医療政策に分けて語っていただきました。皆で医療・
介護を考える きっかけになれば幸いです。
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